進入法(図3)
PED法には代表的に3つ経路からの進入法があります。先端が細くて長いPED用手術器具は経椎間孔法用に作製されたものですが、その特徴的な形態により経椎弓間法や経椎弓法に適応が拡大され、今後さらに様々な進入法に用いられる可能性があります。
①経椎間孔法
①.経椎間孔法:骨を切除することなく後側方の椎間孔からヘルニアに直接進入する方法です。
②経椎弓間法
②.経椎弓間法:少し骨切除して、背側の椎弓と椎弓の間から進入します。
③経椎弓法
③.経椎弓法(3D CT像):椎弓間法より骨切除量を少なくするため、椎弓の中央に穴をあけ(赤矢印)、この穴からヘルニアを摘出します。主に頭側移動したヘルニアに対して用います。